GINGER LEMON HONEY -スパイス③ カルダモン -

ジンジャーシロップ「GINGER LEMON HONEY」の素材についての連載。
前回に引き続きスパイスのお話です。

▼前回はこちら

カレー粉の原料として知られ、その香りは「爽やかで上品」「高貴」。
「スパイスの女王」の異名もあり、料理以外にも、コーヒーや紅茶のアクセントとして用いられたり、強い香りを生かして、口臭ケアなどにも用いられます。
食用や飲用だけでなく、柑橘系などとブレンドした香水も人気です。

ショウガ科の多年草で和名は小豆蔲(しょうずく)と言い、ピンクの模様の入った白い花を咲かせます。

果実の大きさは1〜2cm程度。筋の入った薄い果皮の内側に、種子が10個程度入っていて、とても爽やかな香りがします。この果実を乾燥させたものがスパイスとして流通していて、熱帯各地で栽培されていますが、主な生産国はインドとグァテマラが知られています。

GINGER LEMON HONEY 発祥の地、インドやネパール、チベットにまたがるヒマラヤ圏では、その強い殺菌作用や初消化を助ける作用により、古来より薬として用いられました。
2世紀頃に香辛料としてヨーロッパに伝えられたカルダモン 。日本では明治時代より苦味チンキの原料として入ってきました。

カルダモンの効能

殺菌作用

カルダモンには「1.8-シネオール」という防腐効果、殺菌作用に優れた成分が含まれています。これは細菌の除去、抗ウイルス作用や免疫調整作用があり、感染症予防に効果が期待できます。
抗炎症作用もあるので、痰や咳を鎮める働きもあり、呼吸器の不調にも効果が期待できます。

消化を助ける

カルダモンに含まれている「テルピニルアセテート」という成分には、消化を促進させる効果も。胆汁の分泌を促すことで知られています。
胃もたれにも効果があり、お腹に溜まったガスを分散してくれるため、胃腸を始めとする消化器官のトラブル改善も期待できます。

消化を促進することは、ダイエット効果にも相乗効果が期待できますから、女性にも人気のスパイスとなっています。

血行促進

カルダモンの香りには血行を促進させる効能があると言われており、高血圧の予防や冷え性の改善に役立ちます。
カルダモンに豊富に含まれるマグネシウムなどのミネラルやカリウムやカルシウムの効果によるものです。

リラックス効果を与える

香り成分の酢酸リナリルとリナロールの働きによりリラックス効果も期待できます。

酢酸リナリルには交感神経を鎮める作用があり、神経伝達物質で幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンの放出を調整して、心を落ち着かせる働きがあります。セロトニンには、抗うつ作用もあると言われていて、質の高い睡眠をサポートしてくれる効果もあります。

リナロールにも、抗うつ作用があり、さらに血圧を安定させる作用も報告されています。

チャイの味わいを決定づける

カルダモンはチャイに用いられることで知られていますが、GINGER LEMON HONEYはミルクやミルクティーで割っていただくと、本格的なチャイになるところに特徴があります。
このチャイの味、感覚を決定づけるのがカルダモン です。
チャイ好きの方は、手軽に「本物の」チャイが味わえますので、ぜひお試しください!

GINGER LEMON HONEY 商品ページ

今日もお読みいただき、ありがとうございます。プロダクト開発の際にキャンドルを勉強したこともあって、あの会見をみてしまいましたが、予想外に胸を打たれるものがありました。その話もどこかで書いてみたいと思っています。

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