GINGER LEMON HONEY -スパイス② オールスパイス -

ジンジャーシロップ「GINGER LEMON HONEY」の素材についての連載。
前回に引き続きスパイスのお話です。

▼前回はこちら

GINGER LEMON HONEY -スパイス① シナモン-

オールスパイスはジャマイカやメキシコが原産のフトモモ科の植物。同じフトモモ科のスパイスとして前回紹介したシナモンやカルダモンが挙げられます。
まだ熟していないオールスパイスの青い実を収穫し、赤褐色になるまで乾燥させて使います。粉末状にしたものが親しまれていますが、料理によっては丸ごとホールで使われることも。GINGER LEMON HONEYはホールも粉も両方使用していて、味の決め手となっています。

オールスパイス は単体のスパイス

中世ヨーロッパの主要スパイス香辛料「コショウ」「シナモン」「ナツメグ」「クローブ」のうち、シナモン・ナツメグ・クローブの3つの香りを合わせもつことから「オールスパイス」と名付けられました。スパイスミックスのような名前ですが、一つのスパイスです。

和名の三香子(さんこうし)は、名前の由来がよくわかるものになっていますね。

辛みはなく、複雑に合わさった3つの香りにほのかな苦み、そしてあとからふっと香る甘味が特徴です。

香りの元となるオイゲノール

オールスパイス独特の香りはオイゲノールという成分のもの。香水や香料、精油、化粧品の原料としても使われています。

オイゲノールには強い抗菌作用があり、マヤ文明時代に防腐剤として利用されていたほど。料理に入れることで、保存食としての効果を発揮。また、オイゲノールには、抗炎症作用もあると考えられて、皮膚を健康に保ち、炎症や感染症を予防する効果も期待できます。

シネオールが炎症を抑える

シネオールとは、ユーカリやローズマリーなどの植物に含まれる成分で、抗炎症作用があります。

呼吸器の炎症疾患やアレルギー疾患における治療研究が進められていて、香りによるリラックス効果や、体内の炎症に対する効果が期待されます。

ヒマラヤ圏では主に肉料理の下味に用いられていて、わたしたちはドレッシングにも頻繁に使用しています。
GINGER LEMON HONEY は料理にも使っていただき、好評を得ているのですが、そのためにオールスパイスの果たす役割は大きいはず。BBQソースにちょい足しするのもおすすめです。

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