Connecting the dots

かのスティーブ・ジョブズが、スタンフォード大学卒業式で言ったとされる言葉をタイトルにしてみました。

 

この動画を久しぶりに見返していて思ったのは、まず、ジョブズ「めっちゃ声高いやん」ということ。もしかしてスピーチの再生速度を上げたものがアップされているからそうなっただけ?

というのは置いておいて、この Connecting the dots という言葉だけを聞くと、「点を線につなげる努力をせよ」という話なのかなと思う人もいると思うのだけれど、実はそんなことは言っていなくて、「まあ点と線が繋がるか知らんけど、目の前のことに懸命に取り組んでないとそんなことー点と線が繋がる、あるいは点が線になるーは起きないから、がんばっていこうで」という話をしている。

このスピーチをみたことのある人には自明なことなのですが、けっこう厳しいことを言っていますよね。

われわれ buddha mountain は「何もしない、をする」をコンセプトにかかげています。この「何もしない、をする」は、言葉づらだけをとればジョブズさんのようなゴリゴリとプロジェクトを進めて、自分の理想や夢を現実化させていく姿とは、対照的かもしれません。
自伝ではこのジョブズ的特性を「現実歪曲フィールド」と表現していて、良い方向に出れば、アップルの製品群のような革新につながるけれども、その反面、現実を受け入れられない側面があり、プライベートに暗い影を落としているさまも描かれていました。

ところで、この「何もしない、をする」のコンセプトを共同発起人N氏と考案しているときには、今までやってきた何かが繋がるような感覚がありました。広告制作やどぶ板営業と音楽や写真のような創作活動がつながっていくようなイメージです。

「なんやジョブズくん、わいらもコネクティングドッツいけるやん」なんて思ったものでした。

でもやはり現実は甘くない。
繋がるか繋がるかは置いておいて、「知らんけど」の精神で、「今ここ」に集中していくことこそ大事なんだと改めて気づかされました。
「何もしない、をする」というのは、お気づきの方もいるかもしれませんが、マインドフルネスや禅、東洋思想的なものからヒントを受けています。これらと共通するのは「今ここ」に集中すること。味わうこと。
ジョブズさんは日本を愛し、禅的な発想でアップルなミニマルな世界観を作り上げたことも知られていますから、そこらへんも繋が・・・・

いや、繋がるかもしれないので、とにかく目の前に集中し、没頭していきたいと思います。

やたらと関西弁を多用してしまいましたが、これは最近関西方面で悪だくみ新たな試みを始めているからです。近々その件についても書きたいと思います。
結果を求めなすぎないポジティブさーと少しのなげやりさーには関西弁がよく似合うみたいです。知らんけど。

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