「紙に書く」ことの効用

最近タスクが詰まり気味でばたばたしている岡尾です。
こういう時に僕がやるのは、タスクとそれにまつわる作業をだーっと「紙に」書き出すこと。
普段はgmailのサイドバー? についているタスク管理ツールにやることを書いて管理しているのだが、タスクがたまってくると「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」と気持ちばかり焦って、なかなか進まないといいうことになりがち。
また、作業にはこまかい付随作業というか、タスクリストに書けないというか、書くほどでもないというような作業があるので、それらをしっかり把握し、一枚の紙におさめるとあら不思議、やるべきことが名確になって、どしどし作業が進められるようになる…..。ことが多いです。

おすすめのタイミングはタスクが溜まってきたなと感じた日の夜。この「紙の」タスクリストをつくって、翌日からバリバリと進めるといい感じになります。

試しに「紙に書く 効果」でgoogle 検索してみるとこんな感じ。

僕はタスク管理を目的にやっていたのだが、心にも良いようで、「今の気持ちを書き出すこと」は厚生労働省も推奨しているようです。もしかすると、タスク管理にまつわるというかやるべきことがたまって生きている焦りを、「紙に書く」ことで距離を取り、整理ができるから仕事が捗るのかもしれません。

タスクはデジタルのツールでも管理していることは冒頭にも書きましたが、これと紙に書き出すことの違いはどんなところにあるのでしょうか?

プリンストン大学とカリフォルニア大学ロサンゼルス校が行なった実験についての記事が面白かったのでシェアします。

【実験】
学生たちを、「ノートパソコン」を使って講義のメモをとるグループと「紙とペン」を使って講義のメモをとるグループに無作為で分け、講義終了後にテストで理解度を調べる。
【結果】
ノートパソコンを使った学生より、紙とペンを使った学生のほうが成績がよく、発想も豊か。
実験後、両グループのメモを比較してみると、ノートパソコンのグループは講義の情報をそのまま打ち込むだけだったのに対して、手書きの場合は、聞いた情報を自分なりの言葉でメモに残す傾向があったそうです。つまり、手書きメモのグループは、自分の頭の中で情報をまとめ、整理するという過程を踏んでいたのだとか。
手書きメモの際に頭の中で行なわれるまとめや整理が、脳を活性化させ記憶の定着やアイデアの発想を促すのではないかと考えられます。
たしかに、実際やってみたときに、自分自身の気づきの量が多くなったのは、情報を自分の中でよくかみ砕きながら書くという過程があったからかもしれません。

https://studyhacker.net/handwriting-vs-typing

確かに僕も「タスクリストに書くほどでもない細かい作業」の整理のために書いていたので、これはタスクリストの代替というよりは、作業手順の確認と全体像の把握による癒しということになるのかもしれません。

わたしたち buddha mountain は「何もしないをする」をコンセプトに掲げていますが、これは「何もしない」のではなくて、「何もしないためにすることは何か」の探究でもあると思っています。紙に書くといのも、無心になるためには有効かもしれません。

今日もお読みいただき、ありがとうございます。今日は人生にとって必要な三つの「かみ」的なことを書こうかとおもっていたのですが、全然違うものになりました笑。

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